中部電力が渥美火力発電所の構内に風力発電所を建設すると発表

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中部電力は愛知県田原市にある渥美火力発電所の構内に、風力発電所を建設すると発表しました。

これは最大出力7400kWの発電所で、2021年度に運転開始予定となっています。

年間の想定発電量は1900万kWhで、一般家庭約6000世帯の使用量に相当します。

火力から風力への置き換えによって、年間で9000トンのCO2が削減される見込みです。

中部電力は低炭素社会の実現に向け、今後も風力発電や太陽光発電などの、再生可能エネルギーの導入に取り組んでいくとしています。

計画概要

発電所名 渥美風力発電所(仮称)
所在地 愛知県田原市(渥美火力発電所構内)
最大出力 7,400kW(2基)
 想定年間発電量 約1,900万kWh
(一般家庭 約6,000世帯分の年間使用電力量に相当)
CO2削減量 年間9,000トン程度
 工事着工予定 2020年度
運転開始予定 2021年度

計画地点概略位置

出典:中部電力

太陽光や風力による発電は天候や季節の影響を受け、出力量が変動します。

このため、発電量が需要に対して不足するときには、火力が補助的に用いられています。

ですので、火力発電所に風力発電所を併設するのは、電力の供給ラインを簡単に共有でき、電力の需給の調整がしやすいという意味でも、有効だと思われます。

今後もこういった取り組みが他の地域でも広がるかどうか、注目していきたいと思います。