中部電力は大井川水力発電所に付随する、いちしろ水力発電所を建設すると発表しました。
これは河川を維持するためにダムから放流される、水の落差を利用した発電所です。
こうした発電方式を、「維持流量発電」といいます。
最大出力は160kWで、2021年度に運転が開始される予定になっています。
年間発電量は約135万kWhで、一般家庭約430世帯の年間使用電力量に相当します。
水力の発電量を増やすことにより、CO2が年間640トン程度、削減できるとしています。
中部電力は再生可能エネルギーの開発に取り組んでいますが、既存の水力発電所の設備を改修し、発電量を向上する施策を進めていくと発表しています。
計画概要
発電所名 | いちしろ水力発電所 |
所在地 | 静岡県榛原郡川根本町 |
水系・河川名 | 大井川水系大井川 |
最大出力 | 160kW |
最大使用水量 | 2.00m3/s |
有効落差 | 約10.6m |
想定年間発電量 | 約135万kWh (一般家庭 約430世帯分の年間使用電力量に相当) |
CO2削減量 | 年間640トン程度 |
工事着工予定 | 2020年度 |
運転開始予定 | 2021年度 |
発電所設置イメージ
出典:中部電力